Last Updated on 2024年4月8日 by admin
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内藤新宿の宿場町として発展した新宿
東京を代表する大繁華街の新宿は東京都新宿区の南西部に位置しており、賑わいの中心に新宿駅があります。新宿駅はJR総武線・中央線・山手線や地下鉄の各線が交わり、その他にも京王電鉄や小田急電鉄、西武鉄道の起点があり、交通の一大ターミナルを形成しています。
その新宿は江戸時代に甲州街道と青梅街道の分岐点となっていたことから、内藤新宿の宿場町が大きく発展します。内藤新宿というのは、江戸時代中期の1698年(元禄11年)に高遠藩主内藤氏の下屋敷に甲州街道の宿駅として設けられたものであり、品川、千住、板橋と並ぶ江戸四宿の一つとして繁栄します。
新宿は1923年(大正12年)に起きた関東大震災後、中央線沿線の住宅地を背景に東京西部の商業中心地となり、デパートや商店、劇場、飲食店が軒を連ねるようになります。さらに、新宿駅の西側にあった淀橋浄水場の広い跡地に東京都庁を始めとする超高層ビルが林立し、また道路や公園が設けられ、副都心と呼ばれるようになります。
新宿の発展は鉄道の開設が大きく影響します。1885年(明治18年)に赤羽と品川を結ぶ日本鉄道(現在の山手線)の新宿駅が設けられ、89年には甲武鉄道(現在の中央線)が開通します。