ラ・サール【理科】2022-3(10)

問題

アナログ式(針式)うで時計を使って、およその南の方角を知ることができます。南の方角の求め方として正しいものはどれですか。なお、文章と図の記号が対応しています。

ア. 短針を太陽の方角に向けた時、12時の方角が南になる。

イ. 短針と長針のまん中を太陽の方角に向けた時、長針の方角が南になる。

ウ. 短針を太陽の方角に向けた時、短針と長針のまん中の方角が南になる。

エ. 短針を太陽の方角に向けた時、短針と12時のまん中の方角が南になる。

情報整理・分析における思考の流れ

この問題は中学受験生にとって暗記しておくべき問題ではありません。無論理で暗記する意味などありません。覚えていてできた子もいるでしょう。でも、そんな記憶はすぐに廃棄されますよ。

子供たちは、知的好奇心に満ち溢れています。そんな彼らが知らないことを知るとき、理解できないとき、「暗記しなさい!」などと私は絶対に言いません。そのことに興味をもたせ、印象づけ、楽しい思い出にすることで、彼らの記憶に情報や思考法を焼き付ける。覚えようとなんてしていません。させません。

それこそが「教師の資質」の一つだと考えます。この問題は絶対に”考える”問題です。

この問題は、1例だけを示しています。太陽が昇っている間、常にこのルールが成立することを考えれば、原点から考えてみれば良いのです。中和反応や地震、バネの計算問題でもよく原点の情報を隠しています。

この問題の原点「12時、太陽が南中した時」を考えてみましょう。12時、太陽が南中した時、太陽は当然南にあり、短針と長針は時計の12を指しています。

その後、太陽は1時間あたり15°西(時計回り)に、短針は1時間あたり30°時計回りに、長針は1時間あたり360°時計回り動きます。すなわち”太陽と南の間の角度”と”短針と12の間の角度”と”長針針と12の間の角度”が1:2:12となります。長針は速すぎるので、長針を使って判断することはできないとわかります。

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